● 給食ソリューションセミナー<2014年7月28日>
こんにちは
マルゼン本社があります東京もようやく梅雨が明け、蒸し暑い日が続いております。
先日、本社ビル2Fのテストキッチンでは、「給食ソリューションセミナー」が開催されました!!このセミナーでは主に給食関係者様に向けてお勧めしたい、スチコンを使用した調理法やメニュー、厨房環境構築においてのお役立ち情報をご紹介しました。

当日はたくさんの方にご来場いただき、非常に熱心に話を聞いてくださいました。
参加者の皆様におかれましては、誠にありがとうございました。


今回のセミナーを担当したのは、ビッグサイト等の展示会でもおなじみのコーポレートシェフ・西岡(写真一番右)。そして、管理栄養士・アシスタントの計4名です。
さて、ここでは実演いたしました数多くのメニューの中から、3種類のメニューをご紹介したいと思います!
【お好み焼き】
まずは1品目。弊社の講習会・セミナーでは、お客様からのリクエストメニューの実演も行っております。今回、保育園関係のお客様からいただいたリクエストは、「スチコンで作るお好み焼き」でした。


≪コンビモード270℃・蒸気量100%・8分・芯温80℃≫
シェフによると、生地をホテルパンに流し込んだ時に高さができてしまうので、中まで火が入りにくく注意が必要との事。ここでスチコンの芯温センサーが活躍します!通常は加熱前に芯温センサーを刺しますが、お好み焼きは生地が液体なのでセンサーが刺さりません。そこで、8分焼成した段階で一度取り出しセンサーを刺して芯温を確認、80℃に達していなければ芯温の設定温度を80℃にして芯温調理に移行し、再度焼き上げることでしっかりと中まで火を通せ、生焼きをふせぎます。
【米粉クッキー(アレルギー対応食)】
次にご紹介するのは、『アレルギー対応食』である「米粉クッキー」、アレルゲン食品として高い割合を示す小麦と卵の除去食です。

≪熱風モード160℃・8分≫
米粉を使う調理のコツなどを管理栄養士からご紹介。また、アレルギー食物への対応事例や対策、厨房内での工夫などを一緒に解説いたしました。
ここ10年で食物アレルギーのある児童・生徒数は約1.7倍になったとのことです。出来るだけ多くの方が「食」を楽しんでもらえるよう、厨房機器メーカーとして出来る事をこれからも考えていきたいと思っています。
【厚焼き卵(嚥下食)】
最後にご紹介するのは病院・福祉向けのメニュー「厚焼き卵」の嚥下食仕様です。「普通食」「ソフト食」「ゼリー食」をそれぞれ調理し、会場で実際に食べくらべていただきました。

≪普通食:コンビモード160℃・蒸気量50%・4〜8分、一度取り出して掻き混ぜた後にコンビモード160℃・蒸気量50%・6〜7分≫
≪ソフト食:スチームモード85℃・20〜25分≫
≪ゼリー食:スチームモード100℃・芯温が85℃以上になるまで加熱≫
今回のセミナーではより専門的な内容でお届けいたしましたが、全国で開催しております通常の講習会におきましても、リクエストをいただければ今回のような様々な調理法のご紹介を盛り込む事が可能です!
知識豊富なシェフ、または管理栄養士よりご説明いたしますので、皆様にとって有意義な時間を過ごしていただけるものと考えております。
是非機会がございましたら、マルゼンの講習会にご参加ください。
※講習会開催情報はこちら。
■実演、試食提供を行ったメニュー一覧 |
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・ひじきのサラダ(お客様からのリクエストメニュー)
・魚の南蛮漬け
・お好み焼き(お客様からのリクエストメニュー)
・わさび入り麻婆豆腐
・じゅーしー炊き込みご飯(お客様からのリクエストメニュー)
・厚焼き卵(嚥下食仕様)
・さつまいもモンブラン
・米粉のクッキー(小麦・卵除去食)
・マーラーカオ(卵・乳除去食)
・杏仁豆腐
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