第6回

ベーカリーコンベクションオーブン
のお手入れ方法

登場人物イメージ

今回はベーカリーコンベクションオーブンのお手入れ方法について

ご紹介します。


①仕込み
機器使用後に毎回正しいお手入れをすることにより、
オーブンを長く使うことができます。各部位について詳しく説明しますので、

ぜひ参考にしてみてください。
ピンク背景

お手入れを始める前に・・・

●お手入れ準備

①ゴム手袋等をはめる

機器の角などで怪我をする
恐れがあるため、お手入れ時は
必ず手袋を着用しましょう。
 

②機器は冷ましてから

使用直後は、やけどの恐れがあるため、
機器本体が十分に冷めたことを
確認してから、お手入れを開始しましょう。
   ⇒50℃以下が目安です。

③元電源を切る

感電事故防止のため、機器に接続
している元電源(手元開閉器・コンセント)
を切ります。濡れた手で電気部品に
触れたり、電気スイッチを
操作しないでください。

④天板バッド板の洗浄

直接食品に接する天板などの
調理道具お手入れには、
食器洗い用の中性洗剤を
使用してください。
 

洗浄の手順

●外装・扉外側

乾いた布か中性洗剤を含ませた布を
固く絞って汚れを拭き取る。

電源プラグは設置状況や使用環境により、
短期間でもゴミやほこりがたまり、火災になる
おそれがあるので、定期的に清掃する。

●扉・扉パッキン・汁受

中性洗剤を含ませた布を
固く絞って、汚れを拭き取る。

●オーブン庫内

市販のオーブンクリーナーを使用する。
一般的には、薄めたオーブンクリーナーをスプレーで噴霧し、
汚れがひどい場合はしばらく放置する。
その後、排水栓を外し、ハンドシャワーで汚れを洗い流し、
乾いた布で十分に水気を取る。
(使用方法は個々に異なりますので、詳しくは購入した
 オーブンクリーナーの使用方法をご覧ください。)

※貯水タンク式(MBCO-T3ME,T4ME,T5E)を除く。
※MBCO-T3ME,T4ME,T5Eの場合は中性洗剤を
 含ませた布を固く絞って、拭き取ってください。

 庫内に傷がつく可能性があるため、スポンジやタワシでこすらないでください。

汚れがひどい時は・・・

●オーブン棚・吸込板

オーブン棚の汚れがひどい時は、取り外し洗浄をする。
吸込板にゴミが付着していると、
庫内の風の循環が悪くなり、焼きムラの原因になる。
付着している場合は、吸込板を取り外し洗浄する。

オーブン棚の取り外し・取り付け方法

●取り外し    
①オーブン棚を持ち上げる。 ②下部にあるピンから外す。 ③手前に引いて外す。
●取り付け  

取り外しと逆の操作を行う。
庫内上下各2箇所ずつピンがあり、そこに挿し込む。

※オーブン棚は右用・左用があります。
※必ず奥側にストッパーがくるように入れてください。

左用 ストッパー 右用

吸込板の取り外し・取り付け方法

●取り外し  
①2カ所の蝶ネジを緩める。 ②蝶ネジで固定されていた板を
下側へスライドさせる。
③吸込板の下のピン受けを回転させる。 ④吸込板を持ち上げ、手前に引く。
●取り付け

取り外しと逆の操作を行う。
庫内上下各2箇所ずつピンがあり、そこに挿し込む。

※吸込板は取り付け向きが決まっています。必ず吸込板の
 「↑ウエ」表示に従い取り付けを確認してください。
※吸込板の上部には、蝶ネジで固定された板があります。
 この板は必ず庫内天板に当たるまで持ち上げて固定してください。

 備品は取り外したら必ず元通りに取り付けてください。
 また、きちんと取り付けられたかを確認してください。

登場人物イメージ

今回はベーカリーコンベクションオーブンのお手入れについて
ご紹介しました。

 

安定した商品を焼き上げる上で、機器のお手入れは
とても重要な作業です。適切なお手入れ方法を実践し、
商品の仕上がりの安定化と品質の維持につなげていきましょう!

ピンク背景

株式会社マルゼン